精肉)スライス商品製造ライン
ミートスライサーの機種選定がポイント
精肉スライス商品の製造を省力化する、精肉スライサーの一覧です。魅力的な売り場のためには多彩な商品ラインナップが欠かせません。しかし高速処理可能な大型専用機は用途が限られることが多く、SKUの種類と製造量に応じた機種選定が重要となります。弊社では機種選定から製造ラインの設計、生産稼働の立ち上げまでお客様をサポートしてまいります。
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【機種選定ポイント①】温度帯
業務用ミートスライサーはスライスする原料の温度帯により「チルド肉用スライサー」「冷凍肉用スライサー」に分かれます。これは温度帯により肉の固さが大きく異なり、切り方も 異なるためです。
● 冷蔵肉用スライサー(およそ±0℃が適温)
原料に弾力があるので、変形を抑えながら決められた厚みで均一にスライスできるよう工夫されています● 冷凍肉用スライサー(機種により異なる)
固い冷凍肉を切るために、原料をしっかりと抑えながら強固な刃物をパワフルなモーターで力強く裁断できるよう、様々な個所が堅牢に作られています。 -
【機種選定ポイント②】畜種・部位・サイズ
ミートスライサーは機種により処理可能な原料の大きさが異なります。お肉のブロックも畜種・部位により大きさが大きく異なりますので、処理する原料の畜種・部位(=サイズ)の確認が必要です。
● 牛肉原料:
一般的にサイズが大きいブロックとなりますので、投入幅300mm程度のスライサーが必要となります。● 豚肉原料:
牛肉と比較して原料サイズが小さくなりますので、部位にもよりますが概ね160mm~200mm程度の投入幅のあるスライサーで処理が可能です。 -
【機種選定ポイント③】切り方
残念ながらどんな切り方もできる万能なスライサーは無く、できる切り方はある程度限られています。切り方と切った後スライス肉をどうするかにより、機種選定は大きく変わってきます。
● 切り方:
うす切りにするのか厚切りにするのか、角切りにするのか水平に切るのか、等● 切ったあと:
生鮮精肉としてきれいに整列したほうが良いか、そのあと加工するので整列不要でとにかく処理スピード優先なのか、等 -
【機種選定ポイント④】処理量
ミートスライサーは一般的に小型機と大型機でそれぞれメリット・デメリットがあります。用途と処理量から適切な機器を選定する必要があります。
●コンパクトな機種
メリット:用途が広く汎用性が高い
デメリット:操作や商品づくりに熟練を要す、生産性も高くない●大型機・高速機
メリット:商品づくりが容易で熟練が不要、生産性が高い
デメリット:限られた目的に特化しており、用途が狭い様々な商品を製造するプロセスセンター/精肉工場では、製造品目と生産量に応じ、大量生産する品目は高速機を使用し、少量多品種の品目にはコンパクトで取り回しのきく小型機を選定すると無駄がありません。
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