生鮮プロセスセンターとは
生鮮プロセスセンターとは
2011/02/09
■プロセスセンターとは
「プロセスセンター」は辞書にも掲載が無く、特に明確な定義もありませんが、食品スーパーマーケット業界でいう「プロセスセンター」とは、スーパーマーケットの各店舗で行われてきた生鮮品の仕入れや加工、配送を一括して行う拠点を指すことが多いようです。精肉分野で導入されることが多く、「生鮮プロセスセンター」や「PC」と呼ばれることもあります。 人手のかかる加工作業等の集約と店舗作業の軽減を通じて各店舗の人員を抑え、店舗コストの削減を目指したもので、外食産業のセントラルキッチンとも目的は同じです。以下に「精肉プロセスセンター」について触れてみたいと思います。

■メリットデメリット
1980年代の導入期から、プロセスセンター方式の良し悪しは論議されてきました。しかしプロセスセンターの詳細な運用方法は企業毎に異なるため、一概に「良い・悪い」と明確な答えを出せずまま今日を迎えたというのが実情と思われます。その中でも両方式のメリット・デメリットとして考えられるのは以下の通りです。
<プロセスセンター方式>
○ 店舗作業の軽減や一括集中による効率的な生産を通じてコストダウンが図りやすい
○ 各店舗間の品質のばらつきを無くし、均一化が図れる
× 商品の加工から店舗での陳列販売までの時間が長く、品質が悪くなりがち
<インストア方式>
○ 加工から陳列販売までの時間が短く、品質が良い
○ 地域特性や売れ行きに応じて機動的に対応できる
× 小型店等売上の少ない店舗では、人員やバックヤードのコスト負担が重い

■明確な戦略と役割分担がカギ
プロセスセンターが導入されはじめてがら約30年がたち、その成功例・失敗例がはっきりしてきました。その要因は様々ですが「明確な戦略の有無」が一番の要因かもしれません。競合他社との顧客争奪戦の中で顧客から指示を得るために、自社はどのように差別化していくのか。そのために何を強化し何をあきらめるのか。その実現のために店舗が担う役割は、そしてプロセスセンターが担う役割は何か。 現状プロセスセンターを活用し経営的にも順調な企業は、上記の戦略や役割分担が明確な企業が多いと思われます。プロセスセンターは導入すれば即コストダウンできるものではない。あくまでツールであって、重要なのは戦略とその活用方法だと考えられます。
■弊社はプロセスセンター分野の実績が豊富です
弊社ではこれまで多くのお客様の精肉プロセスセンター化のお手伝いをしてまいりました。効率良く大量に生産可能なプロセスセンター向の生産設備は、その簡単な操作性と加工ロスの少なさから多くの支持を頂き、大手GSM様やSM様など全国多くのお客様に導入頂きました。


その他、これまでプロセスセンターを導入していなかったお客さまからも「新規にプロセスセンターを立ち上げたい」といったご相談を頂き、計画段階からお手伝いをさせて頂きました。弊社ではプロセスセンターに関する実績が多く、多くの経験を持つスタッフ及び基本設計や運用面を熟知した技術顧問など豊富なノウハウがございます。 プロセスセンターをご検討中の方は、是非弊社にもご相談頂ければ幸いです。また定期的にプロセスセンターに関する無料セミナーも実施しておりますので、是非ご参加くださいませ。
関連情報: 弊社のプロセスセンター向けサービス
関連情報: プロセスセンター向け機器 商品一覧
関連情報: 導入事例・レポート

- 生鮮PC
- 生鮮プロセスセンター