要望を形に、ステンレス什器作りとこれからのコープデリ

コープデリ生活協同組合連合会（以下、コープデリ連合会）様は、商品・物流・生産・システム・経理・人事教育などの共通基盤を整備し、宅配事業・店舗事業・サービス事業などの本部機能を共同で作り上げている関東信越の生協連合会です。

弊社は、スーパーマーケットの店舗開発にてご支援させていただいております。1999年に旧コープとうきょうが、コープネット事業連合（当時）に加入し、事業を拡大し活躍する中で、店舗バックヤードで使用する作業台やシンク等ステンレス什器の仕様違いで苦労されていた際に、弊社へお声がけいただいたのがきっかけです。

店舗開発においてコープデリ連合会各部門の担当者様と弊社で、実際に使用する人の意見を取り入れ、図面化しながら細かい仕様を策定していきました。例えば、畜産作業室の加工台で天井の灯りだけでは暗く、作業しにくいというご意見を参考に加工台に蛍光灯をつけるといった工夫が行われ、現在でも、この蛍光灯付き加工台が標準の仕様となり、多くの店舗で活躍しています。

その様なご縁のある、コープデリ連合会 開発部工事課　課長　関様へのインタビューをご紹介させていただきます。

関課長「私たちは安全に事故無くできるように作業者のことを一番に考えています。ちょっとした要望でも聞き取り、それを形にすることで頑丈で壊れにくい仕様ができました。かゆいところに手が届くところに大変満足しています。」

平井カンパニーを選ぶ理由

Q:　多くのメーカー、商社がある中、平井カンパニーを選んだ理由とは？

関課長「機械やステンレス什器で品質の良いものを選んで提案してくれますし、特注仕様なども柔軟に対応してくれる事が理由です。長年、厨房機器やステンレス什器のメンテナンスをお願いしていますが、対応が早く助かっています。」

▲弊社営業が包丁殺菌庫を修理している様子


関課長の所属する開発部工事課とは、新店、改装の工事関連業務全般を管理する業務並びに営繕補修を行う部署です。こちらでも弊社は支援させていただいております。

関課長「１店舗作るのに建築、電気などの工事業者様が２０社程度工事に関わります。各工事業者様との連携が重要になってきます。その中で平井カンパニーの営業マンは、機械やステンレス什器の電源位置、給排水位置を図面上で的確に指示、書き込みしいただいているので、一緒に工事する電気・設備工事業者様とのやりとりがスムーズにできています。自分のお店のように思い機械を設置したり板金を作ったりしてもらっているので大変安心です。」

これからのコープデリ

2017年3月、コープデリ連合会初、店舗用総菜工場「コープデリ大宮デリカセンター」が稼働開始しました。工場で作業を一括集中化することにより店舗での作業を軽減します。この背景には、働き手が集まらないという問題があります。

関課長「現状、募集をかけても働き手が集まらないことが続いています。せっかく新しい厨房に機器を揃えても、商品を作る人がいなければ機能できません。人手不足を解決するには商品を惣菜工場で作り店舗へ配送するという方法も考えています。これからもお客様が望む商品を積極的に作っていくことが私たちです。そのためにはもっと規模の大きな惣菜工場を作りコープデリの商品を多くのご家庭に届けたいです。その上で平井カンパニーさんとジーピーエスさんには、多くのスーパーマーケットやプロセスセンター等で培ってきたノウハウを私たちに提供いただけることをこれからも期待しています。」


コープデリ生活協同組合連合会 工事課 課長　関 祥太 様（写真中央）
弊社 営業部 課長　榎下 貴三（写真左）
弊社 営業部　鬼塚 智也（写真右）